風と鈴のわらわら日記

黒柴の双子、ふうとりんの日常を書いています。 ふうちゃんは2019年5月,14歳でお星さまになりました。 りんちゃんも2021年10月,17歳でお星さまになりました

犬と暮らす家

床材♪

 今さらですが、まだ書いてなかったおうちの「床材」について記しておきます。その前に余談なんだけど、北海道と本州でまった~く同じおうちを建てると、「北海道の方が三桁以上も高くなってしまう」って、メーカーの建築士さんが言ってました。断熱とか窓ガラスとか、一つひとつとっても全部寒冷地仕様だもんね。なんかものすごい損した気分でしたけど・・(笑)。

ふう君が乗っているのはダイケンさんのワンラブフロアです。
 という雑談は置いといて、犬と暮らすおうちを建てるときに一番こだわったのがこの「床材」でした。こだわり理由の一つに、風鈴は生まれてから滑る床で一度も暮らしたことがない、というのがあります。たまたま犬と最初に暮らした東京のマンションが「ペットOK」ではなく、当時ではまだ珍しい「ペットと暮らすマンション」だったので、床全面が全く滑らないクッションフロアというものだったのです。デメリットももちろんありますが、遊びに来た犬友達には極めて講評で、メーカーなどをよくたずねられました。

 では、新築するおうちではどうするか。これだけ「ペットが家族」とうたわれている世の中なので、当然各メーカーからペット用の色んなフローリングが出ているんだろうなぁと楽観視していました。ところが実はそうでもなかったのです。我が家のお世話になったメーカーでも確かにペット対応の滑らないパネルみたいなものは出しているんだけど、家全面に敷き詰めるとなると、ちょっとね・・という商品です。別のメーカーがうたっていた「土間」のような感じや「インナーテラス」に使うようなタイルもお洒落で確かにいいのですが、風鈴はおうち全面OKなので、じゃあそれを家中に敷き詰める?となると、やはりそういうわけにはいかず・・。

 やっぱり基本的には「フローリングにしたい」というのがあったので、建築士さんに相談した所、取引のあるメーカーさんが犬使用にフローリングをコーティングしたものを2種類用意してくれました。しかしそれを触って「唖然」です。触っただけで「こんな滑るものは使えませーーん」という感じのものでした。誰かその会社に犬を飼っている人がいたら、一目瞭然なのに・・とこの時も「犬対応ってまだこんなもんなのかなぁ?」という気持ちがぬぐえず・・。

手前がクッションフロアの見本。驚くほど色んな種類がありました。
 その後、自分たちでも独自でペット用フローリング探しを始めました。するとありました!。当時まだ発売されてそんなにたっていなかったのですが、ペット用フローリング「ワンラブフロア」。通常のフローリングより少し値は張りますが。やはり見栄えがいいのはフローリングということで、早速取り寄せてもらいました。実はこのフローリング、風鈴も泊まったことのある「レジーナの森」のコテージで使用されているんです。風鈴はコテージじゃない所に泊まったので、使用していませんが・・。そこで、実際泊まった人の感想を色々と調べてみました。

すると、「すごい!全然滑らない!」という人がたくさんいる反面、「期待したのに、結構滑る」という声も少なからずあったわけです。これはいったいどういうことなのか??。自分なりに解釈した結果が次のような感じです。つまり普段ツルツル滑るフローリングで生活している犬たちは、驚くほどこのフローリングは滑らないのですが、普段からコルクカーペットやカーペットの敷き詰めなので、まったく滑らない床材で過ごしている犬たちにとっては、意外と滑るのです。実際に風鈴にこの床の上を走らせてみたところ、滑りました(笑)。ただ普通のフローリングに比べると全然滑りません。それに犬種などによってもすべりやすいとか、すべりにくいとかあるみたいでした。

 ということで、我が家では「フローリング」という決断は結局出来ず、最後に行き着いたのは東京のマンションでも使用されていた「クッションフロア」でした。やはり風鈴にはこれが一番滑りません。クッションフロアもペット用から業務用まで今は山ほどの種類があるので、ペット用も含めて色々と取り寄せてもらい、その都度風鈴を実際に走らせて一番滑りにくいものを選ぶ、という作業を繰り返しました。クッションフロアも少し前に比べると、はるかに進化していていい感じでした。そんなわけで、最終的には少し固めな感じがした「ペット用」ではなく、一般的なクッションフロアを選択し、部屋や用途によって色々と変えてみました。

 できあがりは、言わなければフローリングとほとんど区別がつかないような感じで、私たちも建築士さんたちも納得の床材になりました。風鈴は毎日ものすごい勢いで走り回っていますが、なかなか安泰です。デメリットはおしっこをされた後にふき取ると、その部分だけ光沢がなくなってしまう、ということくらいかな。あと見る人がみれば、フローリングよりは多少安っぽく見えるかもしれません(笑)。という感じで、長くなってしまいましたがもし何かの参考になれば~と思いアップしました。もっとメーカーや品番などの詳細が知りたい方がいらっしゃいましたら、ご連絡くださいね。

これが今の我が家の床です。

風鈴と暮らす家・その2

 「犬と暮らす家」を考える時、各メーカーさんの出す犬仕様のカタログからHP、ブログなど色々なものを参考にしました。我が家はちょっと個性的な部分も多いのですが、もし何かの参考になればと思い、犬についてこだわった点を記してみました。


 やはり一番大きなこだわりは「床材」でした。走り回っても滑らないもの。これだけはこだわりたく、あらゆる床材を取り寄せては、風鈴を実際にその上で走らせてみました(笑)。床材についての詳細はまた後日。

 次のこだわりは我が家ならではのような気もしますが、「犬が走り回れる家」。東京のマンションに住んでいたとき、長い廊下と水周り導線を使って、風鈴が運動会のように毎日グルグル走り回っていました。ただ広いだけよりも、グラウンドのトラックのように周れる道を作ることによって、楽しく走りまわれるのではないかと考えました。つまり1階部分に「回遊できる場所を作る」、というものです。これが他の要望との兼ね合いでなかなかうまくいかず、結局キッチン部分の両端をオープンにすることで、回遊スペースを確保しました。いい写真がなかったので写真は省略しますが、結構これが大成功で、とりあえず風鈴で楽しそうに追いかけっこしています。

 そして「日向ぼっこできる場所」。これは先日のブログでも紹介しましたが、気持ちよさそうです。しかし本当はもう少し広いスペースだと思っていたのに、完成したら意外にも狭く、犬に寝転がられると人間は通れません。失敗?かも(笑)。ホントはここにベッドとか置きたかったのに・・・。


 3つ目のこだわりは北海道には不可欠な「足洗い場」。メーカーの出してるものは本州仕様で屋外の物が多く、屋内は小型犬用が目立ちました。寒冷地では屋外は無理なので、我が家はオリジナルで玄関脇の一角に設置。本当は毛も抜いたりできるような広いスペースを確保したかったのですが、「これ以上広げるとさらに費用が・・」みたいな話になって結局最小限の広さに。実は今冬なので足は全然汚れず、未使用につき使い勝手は不明です(笑)。


 以降は小さなこだわりばかりですが、まずは「犬用フック」。ちょっと犬を引っ掛けておくのに便利だろうと思い、メーカーでは出してなかったので、自分でネットで探して大工さんに取り付けてもらいました。安価なものも結構あったのですが、デザインが今いちだったり、耐久性に?があったりで、結局少し値は張りましたが、業者向けに出しているこちらに問い合わせみたところ、個人にも卸しますよとのことで、3つ購入しました。


 玄関内に取り付けたものは、リードフックにぴったりだったので、今は予定外にリードを掛けています。


 次は2階テラスです。これは犬用テラスではありませんが、こだわったのは、「風鈴が外をのぞける部分をつくること」でした。当初はコンクリートの外壁でぐるりと囲む予定でしたが、それでは犬が外を眺めることができません。そこでテラスの一角を柵状のものにしてもらいました。今は雪まみれですが、12月は結構楽しそうに外を覗いていて、これもなかなか。


 2階部分に作ったサンルーム。これは室内干しの多い雪国対応で、私のこだわりで設置。風鈴もポカポカサンルームでお昼寝~~なんて思っていましたが、2階の端っこにあるため、現在のところほとんど利用はありません。これはかなり思い違いでした。


 そして「ゲージ入れ」。風鈴は室内フリーでゲージには普段入れていませんが、犬が苦手な人の来客など色んな場面でゲージが必要な時もあります。今までは室内に並べていましたが、新居では階段下のスペースを利用して専用のゲージ入れを作ってもらいました。奥にも荷物を入れられるようにしたら、な~んか見栄えが悪くて・・・・。


 これは「風鈴コーナー」です(笑)。前の家でロゼッタをその辺に並べていたのを見た設計士さんが「専用の飾り棚を作ろう」となんかものすごくこだわって作ってくれました。ロゼッタとメダルが飾れるよう、うまく出来ています。色味がいいように頑張って飾ったら、パパさんに「けばけばしい・・」と言われました。


最後は「新居でも迫害され続けるかわいそうな犬」の写真です。

 以上がかなり個性的ですが(笑)、主な犬とのこだわり部分です。各メーカーではペットゲートやペットのケージ入れ、物入れ、洗い場など色々なものを出していましたが、我が家が使いたいな~と思うものは結局何もありませんでした。室内飼いといえど、今やその飼い方は千差万別で、結局その家のライフスタイルにあったものでなければ使い勝手が悪いということのように思えました。 

 人間のこだわり部分も少しはあるのですが、これは一応風鈴ブログなので、人間部分についてはど~ぞ見に来てくださいということで(ホントはたいした部分はありませんけど・・・)。あっ、最後になりましたが、アホな風鈴と触れ合わなくても、犬と一緒にお泊りできる客間も用意してますので、いつでもおこしくださいませ。

風鈴と暮らす家

 お久しぶりのブログ更新です。風鈴もみんな元気です。まだ少しの荷物と雪にまみれながら、へーへー凡々と過ごしています。最近時々アジの禁断症状が出ます。この時期なるべくアジ関係のサイトは見ないようにしているんだけど、たまに覗いちゃったりすると、ドバーーと症状が悪化し・・・。しかし、大きな大きなお買い物をしてしまった我が家にはそんな余裕もゆとりもなく、毎日風鈴とひたすらひもじくキャベツとパンを食べ・・。



 という諸事情はさておいて、人間が快適に暮らせる機能的な家はもちろん、今回は「風鈴と暮らす家」もテーマにおうちを建てました。土地探しに1年半、設計などの計画に半年をかけ、ようやく昨年末に完成したわけですが、実際夢にまで見た理想の家がどんどん形になってくると、「あれ?なんか違う??ここも違う。。こんなはずじゃぁぁ」となって、完成後も周囲のおうちがみんなとっても立派に見え(一斉に100件超建ちました)、一時期はちょっとがっかりもしていたのですが、実際住んでみれば少しずつよくなって来た様な気がします(たぶん)。多くの人に「家は3回建てないと満足いかないんだよ」と言われましたが、3回もおうちが建てれる人が日本にいったい何人いるのやら~。そんなわけで前置きが長くなりましたが、少しずつ「風鈴のNEWハウス」を紹介します。(って紹介するほどの物は実際何もありませんが・・)。

ジャンジャジャーーン。これが「風鈴NEWハウス」です


 風鈴に新しいおうちを買ってあげるのは久しぶりです。なかなかかわいいでしょ。で、結局はまたリビングの一角がベッド銀座みたくなっていますけど・・。アハハ・・。

 さて、でっかいどーのおうちなので、でっかい敷地を想像しがちですが、残念ながらでっかいどーにしては狭い方だと思います。もちろん少し郊外に足を運べばいくらでも広い土地もあったのですが、色々検討した結果、我が家は駅近を選択しました。すると風鈴は3度目のおうちになるわけですが、今までで一番狭くなったような気が・・(笑)。遊びに来てくれた人は分ると思うんだけど、東京のマンションもテラスにスラロームやハードルが余裕で置けるほどバカでかかったし^^:。そんなわけでいつまでたっても荷物が片付かず・・。

新しいおうちのリビング。モデルはふう君。
 着工までの半年はほぼ土日のどちらかがつぶれました。設計士さんやコーディネーターさんと毎回あーだのこーだの。最終段階に入ると、昼食付きで丸1日という日もありました。また後日記載しようと思っていますが、「犬と暮らす家」って最近では結構メジャーなようで、「まだまだメジャーじゃない」というのが私個人の実感でした。滑らない床材などを含め、実際に「使おう、利用しよう」と思った機能や設備というのは意外と少なかった気がします。

 下の写真は小さなこだわりの一つ「日向ぼっこができる場所を作る」です。サンサンと陽の入るところで、気持ち良さそうに寝てくれています。ただ、この場所はりんりんがほとんど占領してしまい、ふう君は「端っこからうらめしげに眺めている」という構図が最近では出来つつあり、不憫な今日このこのごろです。



そんなわけで、ますますドラム缶化が進むりんちゃんなのでした。


完成初期の頃、まだふうもこのエリアに入れていた貴重な写真。


 そんなこんなでおうちぼんびーになった我が家の風鈴の主食はキャベツとニンジンになり、空腹が絶えなくなったふう君は、よなよなすすきのにマッチを売りに行っています。どうぞ見かけたら買ってあげてください。



 生きてる証拠に最近の風鈴写真もペタリ。雪が深くなったり、重くなったりで、あんまり走れない日々です。でも自由に散歩して楽しそうです。




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